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耳コピーのコツ

ギターを始めたころはタブ譜を頼りにギターの練習をすると思いますが、コピーするジャンルやアーティストの幅が広がってくるとだんだんそうもいかなくなってくると思います。自分の耳で音を拾って弾けるようにせざるを得なくなってきます。ここでは耳コピーをする上での注意点、音を拾う時のコツなどを紹介したいと思います。

 

ベース音を聴く

コードがわかりにくい時はベースの音をまず探してみましょう。ルートや3度、5度の音を使っていることが多いのでコードが推測しやすくなります。

 

フレーズの後ろから一つずつ音を拾っていく

コピーしたいフレーズが頭からだと難しい場合は、後ろから音を取っていった方がわかりやすいこともあります。速弾きの難しいフレーズは時間をかけて一音一音着実にひろっていく根気が必要になってきます。

 

曲のキーやスケールを意識する

曲のキーや、スケールの概念がわかっているとコピーは楽になります。曲のキーによって使われる音はある程度絞られてきますし、フレーズのニュアンスで使っているスケールが特定できるとさらに音が絞られます。ロック音楽のギターソロなんかはペンタトニックスケールだけで弾かれていることも多いです。エリック・クラプトンの数多くの素晴らしいギターソロもペンタトニックスケール中心に構成されています。

 

似たような音で弾く

原音がディストーションのかかった曲であればコピーする時もディストーションをかけた方がコピーしやすかったりします。ディストーションがかかったフレーズは独特の音が濁ったり、音が埋もれた感が出てきます。音の質を似せることでずいぶんコピーしやすくなります。

 

主要な音のみ拾う

これはもう無理というような速いフレーズの場合は、完全にコピーすることはあきらめて主要部分の音だけ拾いましょう。その他の音はスケール内の音で埋めます。創造性が必要な作業ですがある意味こちらの方がギターの上達のためには意味があるとも言えます。主要な音さえ的確に拾えていれば聴いている側からは完コピをしているように聴こえるものです。

 

プリングオフ / ハンマリングオフを多用しているケース

プリングオフやハンマリングオフを多用したフレーズは音の分離が微妙で聴き取りにくいものです。音源をスロー再生でジックリ聴きこみましょう。聴き取りにくい音の塊のような部分はそういったことを踏まえてそれっぽく音をつなげるということでいいと思います。原曲を弾いている当の本人でさえライブで全く同じように弾くことは珍しいと思います。

 

半音移動のケース

フレーズがなかなかスケールにはまらず音が取りにくいときは半音単位で動いているフレーズ、もしくはスケールアウト(スケールから外れた音)して弾いていることもあります。音を取りにくいときは半音で動いているかもしれないという意識を持っているといいと思います。

 

スマホのアプリを調達、駆使する

昔はカセットテープで巻き戻したり早回ししたりの繰り返しで一生懸命に音を拾っていましたが、今では非常に楽なもんです。スマホの耳コピ用のアプリがいくらでもあるので使いやすいものを選んで利用されるといいでしょう。ポイントしては以下の通りです。

  • AB間を指定してリピートできる(中にはAB間の設定を複数登録できるものもあり)
  • 再生速度のコントロールができる
  • ピッチの変更ができる

またYoutubeなどの動画共有サービスでは「弾いてみた」系の演奏のお手本動画がいくらでもそろっていますのでそういったメディアを活用されるのもいいでしょう。動画のスロー再生やABループの機能を持ったアプリもたくさん存在します。

 

やってるうちにパターンが身に付いてくる

何度も耳コピーをしていると音を聴いたらこの音使いの感じはこの弾き方のパターンだというのが瞬時にわかるようになってきます。同じアーティストを何曲もコピーしているとそのアーティスト独自の手グセがわかってきて回を重ねるごとに音を取るのが楽になってきます。将来的にコピーが楽になることも見据えて慣れないうちはある程度覚悟を決めて頑張ってみましょう。

 

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